2019/04/26 17:15

本日はアルマニャックの人気銘柄であるシャボー XOの紹介をさせていただきます。

シャボー XOは、フランスの南西部にあるアルマニャック地方で作られたブドウを原料とするブランデーです。ブランデーについて「コニャック」や「アルマニャック」という言葉と聞いたことをある方も多いと思いますが、これらは作られた地方の名前を指しています。シャボー家の領地は、フランス南西部のアルマニャック地方にあり、シャボーのブランデーは、アルマニャックです。
アルマニャックは、コニャックと同様に、ブランデーの種類です。原料となるブドウが作られた地方の名前に由来しています。フランス語ではEau-de-vie de vin d’Armagnacと表記されます。「アルマーニュ地方の命の水」といった意味です。

シャボーという名は、16世紀のフランス海軍元帥、フィリップ・ド・シャボーの名前に由来しています。シャボー元帥は長い航海の間にワインが変質してしまうことに悩み、蒸留してから船に積み込むことにしました。ブランデーは、果汁を発酵させてから蒸留して作ります。シャボー元帥は自分の船団にワインではなく、ブランデーとしてを積み込むことで、長旅の間も変わらぬ品質のお酒を飲めるようにしたのでした。

シャボーは、アルマニャック地方でできた、バコ種のぶどうを原材料としています。ぶどうの皮の渋みが混じらないよう軽くプレスしたブドウ果汁を発酵させ、ワインにしてから、アルマニャック式蒸留器で蒸留します。できた原種を、オーク樽で熟成させます。
樫(かし)の木を原料とするオーク樽で熟成させることによって、香ばしくかつ甘い香りも移り、シャボーの独特の風味を作る要素の一つといえます。
シャボー ナポレオンの風味は、フルーティー。アルマニャック式蒸留器は半連続式で、一度だけ蒸留されるため、野趣あふれるパンチのきいた味わいが特徴的です。甘いバニラに似た香り高さも魅力的です。

豊かな香りのアルマニャックをストレートでご賞味頂ければシャボーが世界的に愛されている理由が理解できるかと思います。


ゴールデンウィークのプチ贅沢に是非いかがでしょうか?